Civic Tech Fun! Fun! Report! 2022年 4月号

2022.05.07 | 活動レポート

はじめに

Civic Tech Fun! Fun! Report! 2022年4月号は、Code for GIFU、Code for Giin、Code for Nagoya、Code for Japanの4団体のレポートを掲載しています。

今月はなんと言って4月16~17日に、岐阜でおこなわれたイベント「シビックテック ミートアップ 2022」、通称いざ岐阜です!コロナの影響でここ2年間集まれていなかったので、30人以上が参加するという大盛況ぶり。舞台裏やコンテンツなどレポートされています!

今回も各地のFunFunレポートをお楽しみください♪

協力:安田さん・天川さん(Code for GIFU)、八木さん(Code for Giin)、白松さん(Code for Nagoya)、天川さん(Code for Japan NPTech)

Code for Gifu

【実施レポート】シビックテックミートアップ2022 いざ岐阜へ(裏側から)

CODE for GIFUの安田です。4月16~17日に、岐阜でおこなわれたミートアップイベントの裏側についてレポートさせていただきます。

はじめに

気候が暖かくなり始めた心地よいある日、長良川沿いに全国からシビックテッカーたちがわらわらと集まる交流イベントが開催されました。このイベントはこれまでに無い新しい体制や試みが盛り込まれた全く新しい形での実施となりました。今回はそのイベントの裏側についてレポートしたいと思います。

イベント概要

様々なイベントが二日間にわたって開催されました。

イベントの詳細はこちらを御覧ください。

https://hackmd.io/@ishiigifu/meetup2022

当日の動画はこちら。

【4K高画質】シビックテックミートアップ2022 いざ岐阜へ!(CIVICTECH TV様)

https://youtu.be/TsVJaTJ8sic

事の発端は…?

このイベントはCODE for GIFUの石井さんが昨年末にFBへ投稿した一つのメッセージがきっかけとなり、全国からシビックテッカーの有志が集まることとなりました。

このイベントにスタッフとして参加したのは総勢21人。最終的に参加者よりスタッフが多いという異例の実施体制となりました。

アメーバ的イベント担当、各自の思いやりの結晶

このイベントは、スタッフが持ち寄ったアイディアをすべて実施する!という石井さんの号令のもと、すべて実施することになりました。スタッフとして参加していた私は驚いたのだが、きっと皆も同じように驚いたことだと思います。

(スタッフの心の声)「え。。。?ぜんぶやるの。。。?」

そんなわけで、最終的にはワークショップやミニフィールドワーク、ランチ会、アフターセッションなど、2日間にわたって全部で21もの企画が実施されました。2日目に関しては様々な企画が同時進行しており、皆がそれぞれに好きなとこに参加しに行くというフリーダムなイベントでした。

逆にいえば、全員が同時に動くような大人数イベントにしなかったことが、スリムな企画運営に繋がり、一つも企画倒れに終わらず完了することができたと言えるかもしれません。

従来のイベントではイベント内容を皆で相談して決め、それにメンバーを割り振っていくと思うのですが、今回のイベントでは各スタッフが自分で言いだした企画を進めていくという運営方法が取られました。全体統括として石井さんが全体進行のスケジューリングとMTGはセッティングしてくれていましたが、企画の準備そのものは各自の裁量で進めるということで準備が行われました。

私個人的には申し訳ないことながら…だれか数人は忙しくて~とか、仕事が~とか、忘れてた~とかで実施できなくなる企画があるのかと思っていたら、みんなキッチリ当日までに仕上げてきたところは流石に一流のシビックテッカーだなと思った次第です。

備品の手配や受付担当、当日の決済方法、お弁当担当など共通のものに関しては、メンバーからやりたい人を募ったり、分担数が公平になるように割り振ったりすることで対応しました。イベント進行中に必要なものがあとから出てきた場合、「誰か出来る人がやるだろう」という暗黙の雰囲気(?)があり、だいたい気づいちゃった人(言い出しっぺ)がそれを担うということで、すべてのことがスムーズに実施されていきました。

このように、様々な人がその時々に自ら様々な役割をしていくという、アメーバ的なイベント実施のやりかたもあるんだなと感心しました。こんな経験は私にはいままでに無い経験であり、新たな気づきの連続でした。

石井さんが当初から言われていた通り「みんなが無理せず出来ることをやる」ということが最後まで徹底されていて、私達スタッフも最後までやりきれました。(でも一番大変だったのは大きなことから細々したことまで裏で支えてた石井さんだったんじゃないかな~石井さんお疲れさまでした( ´・ω・)っ旦オチャドゾー)

また、参加者であってもイベント進行やワークショップへ積極的に参加、各日の片付けにもご協力いただいて、全員で作り上げるイベントという感じで一体感のある、ある意味新しい体験になったのではないかと思います。

イベントというと、運営が必死になって走り回り、終わったらめっちゃ疲れた…ということがよくあるわけですが、今回のイベントはとても心地よく終えることができてとても良かったです。

リアル+オンラインのハイブリッド

また、様々なイベントが同時進行していることから、参加者全員との連絡用にSlackを使いました。一部のイベントではSlackによるメッセージ送信でイベントを進行させるようにしたり、同時進行のイベントで各地に分散したみんなとメッセージと写真でつながることができ、参加しなかったイベントにも参加したような気分になるなど、リアルだけではないオンラインとのハイブリッドな体制にしたことが、このような分散型のイベントにもかかわらず、一体感を持って皆が参加できた重要な要素だったと言えます。

Slackを使ったことで、イベントが終わってからも皆さんと連絡がとれたり、写真を共有できたり、お土産の話をしたり、帰り道も帰ってからもイベントだけでは終わらない繋がりが持てました。

イベントのクロージングはZoomで行い、各自の都合で早く帰ってしまったり、時間にとらわれず観光を楽しんだりと、自由な行動の中で各自好きな場所からオンラインで参加してもらいました。イベントというと、タイムスケジュールどおりに行動することが求められることも多いかと思いますが、今回のミートアップでは皆が自由に行動でき、ストレスが少なくなるような工夫が随所に盛り込まれています。

Slackの意外な使い道を見出せたなぁと、個人的には新たな発見でした。

おわりに

今回の試みは、今後のミートアップイベントのテンプレートになっていくかもしれないなとちょっと思っております。ほんとに運営側が楽な体制になるんですよね。それでいて、参加者の方々も一緒になって盛り上げてくれて、とても楽しんでくれる。みんなで一体になって作り上げていくイベントって言う感じでした。

また、次のミートアップがどこで開催されるかはわかりませんが、ぜひとも今回のミートアップを参考に、各地の特色を全面に出したイベントが行われていくといいなと思います。

以上、ご拝読ありがとうございました。

CODE for GIFU 安田のレポートでした┏◯))ペコ

「市民活動をよりよくするためのITツールの使い方お悩み相談会」レポート

CODE for GIFUの天川です。

3月7日にぎふNPO・生涯学習プラザさん開催の、岐阜県のNPOを対象にした「市民活動をよりよくするためのITツールの使い方お悩み相談会」に、CODE for GIFUのメンバーが講師としてお招きいただきました。

私がCODE for GIFUの活動とは別に、Code for Japanのプロジェクトで、NPO等非営利団体のIT利活用に関する「NPTech(Non Profit Technology)」プロジェクトを実施している関係で、ぎふNPOセンターの野尻さん、笠原さんとお話する機会を持つことができたことがきっかけで、開催することができました。

最初に、天川からいくつか事例をお話した後に、3チームに分かれて参加しているNPOのみなさんのお話を聞きながら、

お悩みの掘り下げや、ツールの良し悪しについて井戸端会議的におしゃべりしました。

そのなかで思いを掘り下げつつ、アイデアを付け足したり、もっとNPOの活動に興味を持ってみたり。

参加されているNPOごとに、取り組まれている社会課題や、業務についてのお悩みが全く違っていることもあり、

3チームそれぞれで全く異なるお話になりました。

参加してみてわかったのですが、CODE for GIFUでは、岐阜に暮らしている際の色々なお困りごとをITで解決できないか?ということをテーマにアーバンデータチャレンジなどにもチャレンジしていたのですが、こうして、実際のNPOさんと一緒にお話する機会はなかなかありませんでしたし、実際、同じ暮らしを続けているだけではなかなか地域のお困りごとも新しく見えてきませんでした。

そうしたなかで、実際に岐阜県の社会課題に取り組まれているNPOとお話して、もっと岐阜のことを知ることができました。

まだなかなか難しいですが、いつかみなさんとオフラインでもお会いできれば嬉しいですし、

また引き続きこのような会が開催できたらと思っています。

Code for Giin

こんにちは、やぎーん(草津市議・八木)です。
CodeForGiinのロゴマークができました。😄 

今回は、CodeForならではの出会いからロゴマーク完成までの物語をお伝えします。

CodeForJapanSummit2021の懇親会でたまたま話をしたグラレコ担当の方とFBでつながったときに、あつかましくも「CodeFor議員のロゴマークつくってもらえませんか? 予算はゼロ円」と伝えたことが始まりです。そして数日後に、「私でよければお手伝いさせてください。」という返事が!! 3名のデザイナーの方々が手伝ってくださることになりました。感謝感謝です。

いざ作ってもらうとなると、CodeFor議員のコンセプトは何ですか?という質問が。当然ですね、CodeFor議員については、いくつかのセミナーでお話していたのですが、あらためて質問されることで、コンセプトがまとまっていない事に気づきました。実際、2年前のSummitで立ち上げたブリゲードですが、コロナの影響もあり、メンバーが集まったことは一度もなく、それぞれのメンバーがそれぞれの地域で活動しているのが現状で、まとまって何かをするということがありませんでした。

そして、デザイナーのみなさんと、ミーティングをしながらロゴマークのためのコンセプトを伝えていきました。ミーティングの中では、「若い人は、議会・議員のことをほとんど知らない!!」ということを再認識するとともに、おそらく若い人だけではなく、多くの人が実際の議会や議員のことはほとんど知らないのではないかと、あらためて感じました。

ミーティングの中で、いろいろ議会・議員のことを伝えていくことで、最後には、みなさんから「遠いところにあった議会や議員が、何か身近になったと思います。興味を持つこともできました」という、涙が出るような感想が!!

そして、ついにロゴマーク完成の日がきました。いろいろとりとめもなく伝えた想いを見事にロゴマークに表現してもらいました。さすが、Summit等でグラレコ担当で鍛えられた理解力・吸収力・表現力で、私のとりとめの無い話をまとめ上げてもらえたのだと思います。

文字の部分のGiinのiの字は、愛いっぱいの笑顔として表現してあります。すばらしい。

ロゴマークには「議員、行政、学校、企業など様々な立場、場所で活動する人と繋がる場、それらを繋げるポジションとしてのCodeForGiinを表現しました。多様性を表現するために、配色は虹をイメージし、愛(i)の架け橋となることを願っています」という想いを表現してもらっています。

Code for Nagoya

白松です!シビックテックミートアップ2022では、人工知能(GPT-3)にコード譜を自動生成させるワークショップ「まちやブリゲードの歌をGPT-3に作詞作曲させよう」をしました。生成されたコード譜が気に入ったらオープンデータ化してみんなで鑑賞。しかも、生成させた人にその場でいきなり歌ってもらうという無謀な企画。コード進行が自動演奏される機能は作らなかったので、バンドマンでもあるCode for AICHI嬉野さんをお呼びして、その場で演奏してもらうという無茶振り。

実は、当日の朝にようやく完成したWebアプリ「うたつくるくん」でしたが、特に大事故に至ることもなく、(生成されたコード譜のクオリティはともかく)それなりに動作してくれて一安心。

こんな感じで、適当に考えた曲名、アーティスト名、キーワードを入力して「うたをつくる」を押すと、

運が良ければ、こんな感じのコード譜を生成してくれます。

ただ、指定したキーワードは無視されることも多く、生成されるコード進行もちょっと音楽的に無理のある箇所が散見されるので、コードを弾いてくれた嬉野さんには申し訳ないことをしました。 

それにしても、「じゃー歌ってみましょうか」という無茶振りに答えてくれた皆さん、ありがとうございました!まさか本当に歌ってもらえるとは思っていなかったのですが、ちゃんと盛り上がって頂けて感無量でした。

実はこれ、名工大 白松研究室の学生さんの卒研テーマになるかもしれません。なので、もう少し生成される楽曲のクオリティが上がったら、どこかのタイミングで第2回を企画したいなーと思ってます。お楽しみに!

Code for Japan

社会課題解決にプロが集まり、ノウハウが生まれるオープンなNPO×IT開発プロジェクト

Code for Japan NPTechチームの天川です。

3月15日に、STO創出プロジェクトで協働したNPO法人トイロが「寄付のしくみ IT化プロジェクト 公開振り返り会@ZOOM ~ アジャイル開発の裏側を見てみよう!」を開催しました。NPTechチームも企画段階から協力し、オープンソースマインドなイベントになっています。今回はその様子をレポートします!

https://peatix.com/event/3176973/view

プロジェクトの開発の背景 ~NPOの実活動からわかった寄付の課題~

NPO法人トイロ(https://base-campus.com/toiro/)はプロジェクト・デザイン&マネジメントの技術で社会課題を解決したい人やコミュニティを応援サポートしており、地域内での様々なプロジェクト活動に加え、企業・団体や事業・製品の企画、設計、運営のサポート事業を行っています。

トイロとの協働プロジェクトでは、参加したエンジニアを軸にプロジェクトチームを構成して、「寄付者が支援したいプロジェクト単位で寄付できる」WordPressプラグインを開発しました。

寄付はNPOにとって重要な資金源であり、他のNPOにとっても大きな課題であるため、最終的にこの仕組が様々なNPOで使用できるようなものになればもっと寄付が行いやすくなります。

開発だけでなくノウハウの共有も「ともにかんがえ、ともにつくる」

開発メンバーは一般公募で全員初対面からスタートし、プロジェクト推進はすべてリモートワーク、全員がチーム作りから一緒に取り組む形式でした。

開発されたプロダクトそのものだけでなく、今回の開発での苦労や楽しかったこと、うまくいったことそのものが共有財産になるのではないか?という仮説が産まれ、「プロジェクトの振り返りをオープンに開催してみよう!」というテーマでの開催となりました。

振り返り会の進行はNPTechチームで別のNPOでSTOとして活動しているぐっちーさん。

トイロからはプロジェクトデザイン担当のおとわさん、プロダクトオーナーの稲葉さん、開発担当の古田さん、ためさん、そしてSTOのしばはるさんに参加いただいています。

アジャイル開発での試行錯誤、ドキュメント整理、リモートでのコミュニケーション、気持ちや体制の変化など、たくさんのことを話し合いました。

全員がオープンな関係性で開発をしたからこそ、今後あらゆる場面で使えるノウハウが産まれたプロジェクトになりました。NPO×ITの開発に関心のある方はぜひご覧ください!動画は下記のフォームより申し込みできます。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe8XGR9gC2x5eaW59sKvnpkmWKcEf7BfFQGwWVMC-TZr5LeZg/viewform

詳細は動画で!

開催の様子はプロジェクト参加者のためさんによるグラレコやjamboardをご覧ください!

https://twitter.com/Atamemoto/status/1503741593068896264?s=20&t=UZYpdcuf3oF0HvVKs-TWMg

NPTechチームは、今後もエンジニアコミュニティとNPOをつなぐプロジェクトを行います!

ご興味のある方は、Code for Japanのslackコミュニティで#proj-sto_communityチャンネルにご参加ください。

皆様のご参加をお待ちしております!

○5月のNPTech開催のイベント:

「NPTech Studio シーズン2報告会

https://nptechstudio-c4j-20220508.peatix.com/

「やってみよう!NPOの業務改善」

https://nptechentry-c4j-20220518.peatix.com/event/3234892/

■NPTechとは

NPOのデジタル活用を目指した活動です。Code for JapanはSTO創出プロジェクトやNPTechStudio等の各種プログラムを提供し、NPOとエンジニアや企業との協働や共創をコーディネートしています。

■STO創出プロジェクトとは

社会課題解決に向けて現場で活動するNPOのIT利活用を、IT人材との協働体験やコミュニティ活動等を通して促進する、「ともに考え、ともにつくる」プロジェクトです。活動の核となる人材として、NPOの経営視点からIT活用戦略などをアドバイス・実践するソーシャル・テクノロジー・オフィサー(STO)の存在や働きが重要という仮説をたて、こういった人材を創出するアプローチをとっています。また、スキルや経験を補い合い、精神的な支えにもなるコミュニティの形成や、事例やTIPSを共有し協調・共創できる仕組みづくりを通して、STOを中心としたNPOのIT利活用におけるエコシステムを構築していきたいと考えています。

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